もば(藻場)とは、光の届く浅い海で、
海草や海藻がたくさん生えている場所のこと。

わたしたちが暮らす陸の上で言うと、
林や原っぱみたいなところだね。

海草と海藻はどちらも「かいそう」と読むよ。
どちらも同じ植物の仲間なんだけど、種類が違うんだ。

海草は、みんながよく見るお花と同じように、
根っこがあって、葉っぱもある。花も咲いて、種ができて、
砂地や泥地に生える海の草のことだよ。

海草の仲間には、アマモやコアマモ、
ウミヒルモなどがいるよ。 この仲間がたくさん生えている
ところを、アマモ場と呼んでいるよ。

海藻の「藻」は「も」とも読むよね。
海にいる「藻類(もるい)」のことは海藻と言うんだ。

海草と違って、根っこがなくて花も咲かなくて、
「胞子(ほうし)」という種のようなものが
岩や石にしがみ付いて成長しているよ。

海藻の仲間には、みんなも食べているワカメやコンブ、
海苔などがいて、 海藻の種類によって、コンブ場、カジメ場、
ガラモ場などたくさんの種類の藻場があるよ。

どちらの藻場もたくさんの役割があって、
地球にとって大切な場所なんだ。

なぜ、大切かは、他のページで確認してみてね。