磯焼け(いそやけ)って、言葉を聞いたことがあるかな?

いそやけは、藻場に生えている海藻が、
ものすごく減ってしまったり、
無くなってはえなくなることを言うよ。

一説には磯焼けと言う言葉は江戸時代ごろに
伊豆半島で生まれた言葉とも言われているよ。

磯焼けが発生するとどんなことがおきるかな。

  • コンブやワカメなどの
    海藻がとれなくなる
  • 海藻を食べるサザエやアワビなどの
    生き物がいなくなる
  • 海藻に卵を生んだり、
    暮らしたりする生き物がいなくなる

と言うことは、磯焼けが発生すると
いろんな生き物がいなくなって、
生態系がくずれてしまうし、
もちろんわたしたちも魚や貝や海藻を食べられなくなるよ。

なぜ、磯焼けが起こってしまうのかな。
いろいろな原因があるよ。

  • 海藻が小さいうちに、
    ウニや魚などに食べてられてしまう
  • 大雨などで川から
    たくさんの泥が流れてきたため
  • 環境汚染により、
    海水が濁ってしまったため
  • 埋立地が増えたことにより、
    海の流れが変わってしまったため
  • 地球温暖化によって
    海の水温が上がってしまったため

などなど、自然界で起きることや
人間が原因で起こってしまうもの、
海水温があがったことにより、
冬に魚たちの食欲が落ちなくなり、
海藻を食べつくしているなど、
いろんな原因が絡み合っているんだ。

実は、この磯焼けは日本だけでなく世界中で起こっているよ。
また藻が生えて自然に復活することもあるんだ。

でも、多くの場合は、なんで磯焼けが起こったのか、
なんで復活したかは、まだまだよくわかってないんだ。